闇金からの借金は本当に返さなくてもいいのか?
闇金からの借金については多くの誤解がありますが、法的な視点から見ると返済義務がないことが多いです。
ここでは、闇金の借金に対する返済義務がない理由と、万が一借りてしまった場合の対処法について解説します。
なぜ闇金の借金は返さなくても良いのか?
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法外な利息が違法:闇金は法律で定められた利息制限を大きく超える金利を設定することが一般的です。
日本の利息制限法では、金利の上限は年20%とされており、これを超える利率での融資は無効とされます。
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不法原因給付:最高裁の判決によれば、違法な条件で行われる闇金の貸し付けは、不法原因給付に該当し、
借金そのものの存在が認められないため、法的には返済義務がありません。
返さなくて良いと決めた場合の対処法
闇金からの借金を返さないと決めた場合、以下の対処法を踏むことが推奨されます
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専門家への相談:闇金問題に詳しい弁護士や司法書士に相談し、法的な支援を求めることが重要です。
専門家は闇金との交渉を代行し、取り立てを法的に阻止することができます。
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警察への報告:取り立てが激しくなったり、身の危険を感じた場合は、警察に相談することも有効です。
警察は闇金の違法行為に対処するための措置を講じることができます。
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個人の対策:借金の返済を停止する際は、闇金業者からの連絡を遮断することが肝心です。
電話番号の変更、SNSのプライバシー設定の見直し、不要な連絡は無視するなど、個人でできる対策を講じましょう 。
注意点
闇金業者はしばしば違法な取り立てを行うため、これに対応するためには専門家の介入が不可欠です。
自分だけで対応しようとすると、さらなる嫌がらせや法外な要求に直面する可能性があるため、専門家への相談が最も安全で確実な方法と言えます。
闇金からの借金に関しては、返済せずとも法的に保護されることが多いですが、借りた事実がある場合は専門家に相談して適切な対策を講じることが大切です。